宮本恒靖公式サイト

ホーム開幕戦。

苦しい試合やったけど、みんなで踏ん張って勝てたよ。

けが人が出た中、チームとしては厳しい状態で試合に臨んだんやけど、本当に最後までみんなが集中して戦ってたと思う。

ゴールを決めた二人も、去年は怪我などもあって試合に出る機会が少なかったって聞いてたし、

そういう人たちが結果を出してくれたことをうれしく思うし、また頼もしく思うね。

とはいえ、こういう試合を続けていかないといけないのは百も承知。

しっかりと今度の試合に向けて準備していくよ。

そのほかに、同級生二人の誕生日に勝ったことも良かったこと。

試合後にはみんなで３月生まれの人たちも含めてお祝いをしました。

開幕が近づいてきました。

けっこう長いはずやった準備期間は経過してみれば意外と短かった感じ。

その間、神戸の新しい選手の特徴を知ること、そして俺を知ってもらうことができたし、

チームとしても良いところをイメージとして共有する、悪いところを修正していく、その繰り返しやった。

コンディションは良好。

サッカーを楽しむという、年初に立てた誓いを大切に、プレーしたいと思ってるよ。

キャンプを終えて、今週の月曜日からいぶきの森で練習を再開してます。

グアムとの違いは、

まず、寒いってこと。

帰ってきた日は気持ち悪いくらいに生暖かかったのに、今週に入ってからは寒いよ・・・

顔に風が刺さる感じね。

グアムでは太陽光線が肌に刺さってくる感じやったのに。。。

他は、芝生が良いってこと。

何せ、平らやし、さらに良いコンディション。

向こうでは、ぼこぼこのグラウンドで練習、試合をしてたからめちゃくちゃありがたい。

日本の芝生はほんまにレベルが高いと思うよ。

オーストリアではかなりピッチ環境が悪いところもあったし、他のヨーロッパの国に行っても同じやった。

そういう環境の悪いところで鍛えられる部分は間違いなくあるんやけど、選手にしたら良い芝でサッカーはやりたいと思うもの。

俺が今まで一番良かったと思ったのは、０２年のＷカップのロシア戦、当時の横浜国際競技場（今の日産スタジアム）の芝。

ちょうど良い硬さで、全面がゴルフ場のグリーンみたいな仕上がりやった。

試合前にピッチをチェックするねんけど、あのときは感動したわー。

こんな良いピッチに仕上げてくれた人のためにも勝たなあかんなって思ったのを覚えてるよ。

その試合が、Ｗカップでの日本の初勝利になったのはみんなが知ってるとおり。

今年はそれから７年経って、プロとしては１５年目のシーズン。

その年数を考えると、なんか重たいよね。

プロに入った頃は１５年間やってる自分を想像はできへんかったから。

もちろん、後ろを振り返ってるだけじゃなく、今現在や、これからを考えるのがサッカー選手としては当たり前のこと。

だから、今シーズン、どんな試合ができるか楽しみにしてるよ。

少しずつ、自分たちのサッカーのスタイルが見えてきてるから、開幕までしっかり練習していきたいなと。

そう思ってます。