ピッチに別れを告げる時が来ました。
2011シーズンをもって現役を引退します。
17年間のプロ生活にはたくさんの思い出があります。
素晴らしい経験、歓喜の瞬間、悔しい出来事、苦い記憶、
すべてのものがサッカー選手として、一人の人間として
成長させてくれたと思っています。
多くの人に支えられ、充実した日々を過ごすことができました。
こんな俺を応援してくれたみなさんに本当に感謝しています。
ありがとうございました。
今後もサッカーに関わりながら、次のステージを目指して歩んでいきます。
これからのサッカー人生を再び楽しむことができるよう、
しっかりとがんばります。
これからも見守ってもらえれば嬉しく思います。
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『ずっと謝りたいと思っていたんです』
彼はそう言いました。
とっても意外な、それでいて嬉しさを感じる再会でした。
再会と呼ぶには相応しくないものかもしれないけれど・・・
2002年のワールドカップの直前合宿の頃なので、ずいぶん前のことになります。
代表チームの一員として某大学との練習試合のプレー中、ヘディングでの競り合った際、「パキッ」という音と共に、鼻に強い衝撃を感じました。
病院に直行したところ、鼻骨骨折の診断が出て、マスクをつけてならプレーができると言われました。
接触プレーにより、再び鼻を折らないように顔面を防護するマスクです。
本大会でそれを着用したことで、「バットマン」とメディアに報道されたことが懐かしいですね。
ちなみに、現在は東京の日本サッカーミュージアムに展示されてあります。
先日、スポーツウェアの商品説明を受ける機会がありました。
パフォーマンスを最大限引き出すためのアンダーウェアという売り込みを興味深く聞かせてもらい、
「試着させてもらいますね」
ということで、話が終わりになろうとしたところ、
『実は、ずっと謝りたいと思っていたことがあるんです』
と彼は切り出しました。
「え?」
『あの時、鼻を折ったのは僕なんです・・・』
「・・・え?」
『あの2002年の時に・・・』
「えーっ??」
「もしかして、あの○○大学の?」
『はい』
「あのヤマハスタジアムで?」
『はい、本当にすみませんでした』
「いやいやいやいや、それはもう良いですよ」
彼はあの出来事以来、ずっと気にかけていたらしく、丁寧に謝ってくれました。
こちらとしては、もうずいぶん前のことなので、鼻を折られたなんて気持ちは全く無くて、
あのときのヒトに会えたこと自体が何だか嬉しくて、懐かしくて、ただただ驚くのみでした。
俺もずっと気にかけてること、あります。
それを早くしてしまわなければと、改めて思った次第です。
みなさんはどうですか?
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最近はサッカーの試合をテレビで見る機会が少なかったけれど、
今週は比較的、時間に余裕があったので、火曜、水曜と連続して
ACLの決勝トーナメント1回戦を見ることができました。
火曜日はガンバ対セレッソの大阪ダービー。
やっぱりダービーというのは特別なものだし、ホームのガンバが強さを見せつけるのか、リーグ開幕戦で負けたセレッソがどう巻き返すのか、
興味深い点がたくさんあったので楽しみにしてました。
週末の試合からの休みの差が影響してるのか、ガンバがボールを回すというよりは、セレッソのポゼッション率が高い試合になりました。
前半途中からガンバがペースを握りかけたけれど、ハーフタイムにクルピ監督が一気に2人の選手交代を行って、再び自分たちに流れを持ってくることに成功したように思います。
一発勝負において、その仕掛けどころが早い時間帯で、しかも思い切った形だったことに驚きました。
俺としては、もちろんガンバに勝ってもらいたかったけれど、試合後の西野さんのコメントにもあったように、終始、セレッソの躍動感が画面からも伝わる試合でした。
両チームともにチャンスがあったので、どちらに転んでもおかしくない試合でしたが・・・。
水曜日の名古屋対水原三星は後半からの観戦になりました。
アウェイで先制されて守備を固められて、難しい展開になっている名古屋の姿がありました。
自陣に引きこもって人数をかけて守って、そこからカウンターを狙う水原に対して、いろんな形を試しながらゴールをこじ開けようとするけれどうまく行かない・・・。
そんな中、アンラッキーな形での追加点を奪われて、2−0で水原が勝ちました。
一緒にJリーグで戦っているものとしては、日本のチームが負けるのはやはり悔しいものです。
もうひとつの鹿島対FCソウルも鹿島が負けてしまったのも残念ですね。
今年2月のキャンプでFCソウルと試合をしましたが、確かに力があって、ACLに出るのもうなずけるなというチームでしたが、まさか0−3とは・・・
両チームとも、アウェーでの試合だったので簡単ではなかったと思います。
本来はホーム&アウェーで行われるべき大会なので、今後に向けては変更を期待したいところです。
そのACLの出場枠があるのはリーグの3位まで。
ヴィッセル神戸はリーグ戦を7試合終えて3位にいます。
その出場を目指しているチームは多いけれど、うちもそのひとつです。
こういったステータスのある大会に出ることがチームの、クラブ全体のレベルアップにつながるので、
そこを目指して、しぶとく戦っていきたいですね。
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