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コロンビア、ギリシャ、コートジボアール。

可能性を感じる組という見方もできるし、難しい組という見方もできます。

やはり初戦が鍵になるのは間違いないでしょう。

そこで勢いに乗れるかどうか、短期決戦では結果に大きく影響してきます。

 

それにしても抽選会というのはどきどきしますね。

今回はロンドン(後で触れますが)にいるのでライブで見ることができました。

実は生で見たことがなかったのですが、現役を退いた今回の方が緊張したような気がします・・・。

 

なぜ、ロンドンなのかと説明すると、指導者ライセンス講習を受けるためです。

今年の9月からイングランドサッカー協会のライセンス(UEFAのBライセンスに該当します)を取りに来ています。

大抵ロンドンでの滞在時間は短くて慌ただしいのですが、来るたびに一緒に講習を受けている仲間からの刺激があります。イングランドの名のあるクラブの育成年代に携わっている人がいたり、分析を担当してる人がいるので。

毎月のようにロンドンに来ているのでプレミアの試合も見たいのですが、試合のある土日に講習が組まれていることが多いので、残念ながら観戦に行く時間がありません。

 

それでもこないだ、WOWOWの解説のため、カンプノウでバルセロナvsレアル・マドリードの試合を観戦する機会がありました。やっぱりヨーロッパの本場の雰囲気を味わうのはとても特別なことです。

世界各地からバルセロナを見に来る人たちがいる一方で、病気で辞めざるを得なかった前監督を励ます人文字が地元のサポーターによってスタンドに作られていました。

いろんな人が関わって、サッカー文化ができているんだなと感じました。

そういう空気は行ってみないと分からないことが多いですね。

 

実は阪急交通社で「ツネツアー(http://www.hankyu-travel.com/dantai/tsune_tour/)」というスペインのリーガエスパニョーラ(バルセロナvsバレンシア)と、イングランドのプレミアリーグ(マンチェスターユナイテッドvsリヴァプール)を観戦に行くツアーが企画されています。

どちらも有名クラブ同士の試合なので、スタジアムはすごく良い雰囲気になるのは間違いないでしょう。

俺も久しぶりのプレミアリーグの試合を楽しみにしています。

何と言ってもナショナルダービーなので。(もちろんバルサの試合も!)

是非この機会に一緒に観戦しましょう!!

 

そして・・・

等々力。

2005年にガンバがJリーグ初優勝を決めたスタジアムです。

その等々力で最後に横浜 F・マリノスが笑うのか、または広島がひっくり返すのか、とても興味深い最終戦になりました。

前節の新潟戦を勝てなかったのが尾を引いているのか、マリノスに元気が無いのに対して、川崎が勢いを持って攻守において仕掛けていました。

お互いにノーガードに近い形で戦っている様は見応えがあり、審判のジャッジもとてもスムーズで見ている者を惹きつけるものでした。

俊輔が最後にピッチに伏せているのを見るのは辛かったですが・・・

広島の連覇は素晴らしい。続けてタイトルを取るというのは簡単なことではありません。最後まで諦めずに戦い抜いた成果でしょう。

これで今シーズンは終わりですが、一年を通して、ずっとこういったドラマ性を提供できるようにしていきたいですね。

 

 

 Tsune

日本サッカーの未来地図



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ガンバのJ1復帰、本当にうれしいニュースです。

昨年降格が決まった時は信じられない思いでしたが、しっかりと自分たちのサッカーをブレずにやれた結果、一年での昇格につながったんじゃないでしょうか。

夏場に少し調子を落としたように思いましたが、しっかりと戻してきました。

 

神戸も後もうひと踏ん張り。

満員のノエスタでJ1復帰を決めたかったのは山々でしょうが、次で決めてくれるでしょう。

がんばってほしいですね。

 

ところで11月4日、三ツ沢競技場で行われた三浦淳宏さんの引退試合に出てきました。

アツさんを慕うたくさんの人がスタジアムに集まりました。

対戦相手のアツさんには、あのブレ玉のシュートやフリーキック、鋭いドリブル突破でたくさん危険なシーンを作られましたし、味方としてはオリンピック代表やA代表で一緒にプレーさせてもらいました。

 

その中でもやはり大きな思い出は、2006年のワールドカップに向けて最終予選を戦っていた時のアブダビの夜の出来事です。

 

当時のチーム状況はあまり良いものではなく、数日後に控えたバーレーンとの大一番に不安を感じるような練習を繰り返していました。

何とかそこから脱しようと開いた選手だけのミーティングで、アツさんが「俺はワールドカップに出たいんだ。これだけのメンバーが揃っているチームが出られないはずがない。信じよう。」

と短く、熱い言葉をみんなに投げかけてくれました。

それは戦術やシステム、コンビネーションなどの改善に考えが偏りがちなグループに“ワールドカップに行きたい”という純粋な気持ちを思い出させてくれました。

 

翌日、前日までの不調が嘘のようにチーム全体が良いプレーをし、そのままの勢いをもってバーレーン戦に勝利しました。

自分のサッカー人生の中にいくつか分岐点がありましたが、あの夜も間違いなくそのうちの一つになります。

 

引退試合の後のアツさんの挨拶にあった「みんなで日本のサッカーを盛り上げていきましょう」という言葉、良かったですね。

スタジアムに集った人たちに響いたことでしょう。

 

それぞれの立場でできることを。

 

 

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TOKYO 2020

東京オリンピックが決まりました!

オリンピックのようなビッグイベントがもたらすものとして

国民をひとつにする力、
東京や日本のイメージの向上、
インフラの整備、観光業などの経済効果や雇用増加が期待できること、
税収入が増えることなどが挙げられますが、

やはり身近で世界トップレベルのスポーツに触れる、
生でスポーツの感動に立ち会えることは大きな魅力です。

2012年ロンドン五輪でのイギリス代表選手の活躍が若い世代を勇気づけ、
スポーツに取り組むイギリスの子供たちが増えたように、
東京オリンピックが、子供たちがスポーツに触れることができる環境作りにつなげていかなければいけません。

さらに言えば、日本でスポーツ自体がもっと重要視されるきっかけになればと思います。
2020年に向けて、いろんなものが動き出す、そんな期待感でいっぱいです。

Tsune

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FQ Japan 10月号にインタビュー掲載!

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