『ずっと謝りたいと思っていたんです』
彼はそう言いました。
とっても意外な、それでいて嬉しさを感じる再会でした。
再会と呼ぶには相応しくないものかもしれないけれど・・・
2002年のワールドカップの直前合宿の頃なので、ずいぶん前のことになります。
代表チームの一員として某大学との練習試合のプレー中、ヘディングでの競り合った際、「パキッ」という音と共に、鼻に強い衝撃を感じました。
病院に直行したところ、鼻骨骨折の診断が出て、マスクをつけてならプレーができると言われました。
接触プレーにより、再び鼻を折らないように顔面を防護するマスクです。
本大会でそれを着用したことで、「バットマン」とメディアに報道されたことが懐かしいですね。
ちなみに、現在は東京の日本サッカーミュージアムに展示されてあります。
先日、スポーツウェアの商品説明を受ける機会がありました。
パフォーマンスを最大限引き出すためのアンダーウェアという売り込みを興味深く聞かせてもらい、
「試着させてもらいますね」
ということで、話が終わりになろうとしたところ、
『実は、ずっと謝りたいと思っていたことがあるんです』
と彼は切り出しました。
「え?」
『あの時、鼻を折ったのは僕なんです・・・』
「・・・え?」
『あの2002年の時に・・・』
「えーっ??」
「もしかして、あの○○大学の?」
『はい』
「あのヤマハスタジアムで?」
『はい、本当にすみませんでした』
「いやいやいやいや、それはもう良いですよ」
彼はあの出来事以来、ずっと気にかけていたらしく、丁寧に謝ってくれました。
こちらとしては、もうずいぶん前のことなので、鼻を折られたなんて気持ちは全く無くて、
あのときのヒトに会えたこと自体が何だか嬉しくて、懐かしくて、ただただ驚くのみでした。
俺もずっと気にかけてること、あります。
それを早くしてしまわなければと、改めて思った次第です。
みなさんはどうですか?
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最近はサッカーの試合をテレビで見る機会が少なかったけれど、
今週は比較的、時間に余裕があったので、火曜、水曜と連続して
ACLの決勝トーナメント1回戦を見ることができました。
火曜日はガンバ対セレッソの大阪ダービー。
やっぱりダービーというのは特別なものだし、ホームのガンバが強さを見せつけるのか、リーグ開幕戦で負けたセレッソがどう巻き返すのか、
興味深い点がたくさんあったので楽しみにしてました。
週末の試合からの休みの差が影響してるのか、ガンバがボールを回すというよりは、セレッソのポゼッション率が高い試合になりました。
前半途中からガンバがペースを握りかけたけれど、ハーフタイムにクルピ監督が一気に2人の選手交代を行って、再び自分たちに流れを持ってくることに成功したように思います。
一発勝負において、その仕掛けどころが早い時間帯で、しかも思い切った形だったことに驚きました。
俺としては、もちろんガンバに勝ってもらいたかったけれど、試合後の西野さんのコメントにもあったように、終始、セレッソの躍動感が画面からも伝わる試合でした。
両チームともにチャンスがあったので、どちらに転んでもおかしくない試合でしたが・・・。
水曜日の名古屋対水原三星は後半からの観戦になりました。
アウェイで先制されて守備を固められて、難しい展開になっている名古屋の姿がありました。
自陣に引きこもって人数をかけて守って、そこからカウンターを狙う水原に対して、いろんな形を試しながらゴールをこじ開けようとするけれどうまく行かない・・・。
そんな中、アンラッキーな形での追加点を奪われて、2−0で水原が勝ちました。
一緒にJリーグで戦っているものとしては、日本のチームが負けるのはやはり悔しいものです。
もうひとつの鹿島対FCソウルも鹿島が負けてしまったのも残念ですね。
今年2月のキャンプでFCソウルと試合をしましたが、確かに力があって、ACLに出るのもうなずけるなというチームでしたが、まさか0−3とは・・・
両チームとも、アウェーでの試合だったので簡単ではなかったと思います。
本来はホーム&アウェーで行われるべき大会なので、今後に向けては変更を期待したいところです。
そのACLの出場枠があるのはリーグの3位まで。
ヴィッセル神戸はリーグ戦を7試合終えて3位にいます。
その出場を目指しているチームは多いけれど、うちもそのひとつです。
こういったステータスのある大会に出ることがチームの、クラブ全体のレベルアップにつながるので、
そこを目指して、しぶとく戦っていきたいですね。
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27日の日曜日、ガンバと万博でチャリティマッチを行いました。
思い入れのあるクラブと、思い入れのあるスタジアムでこういった意義のある試合をできたことをうれしく思ってます。
たくさんのお客さんに来てもらえたことで、多くの義援金を集めることができました。
見に来てくれた人たちに感謝したいと思います。
試合の方は2−2の同点で終わりました。
ゴール前の攻防が多くなったので、見ている人にとっては楽しい試合だったんじゃないかと想像します。
個人的にも久しぶりの万博での試合を楽しめました。
長年やってきたピッチなので、抜群にやりやすさを感じましたよ。
いろんなところから「ツネー」と声をもらったのもうれしかった。
試合後の神戸の茂木やガンバの佐々木くんの言葉を聞いた人たちは、より一層、復興のために行動していくことの重要性を感じたことだと思います。
これからも力を合わせて、息の長い支援活動をしていきましょう。
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