宮本恒靖公式サイト

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はまらず

 前節の市原戦は勝たないとあかん試合やったけど、引き分け。今年は安定した力が出せるようになってると思うけど、勝負どころで勝ちきれないというか…。市原の動きを抑えつつ、カウンター気味の攻撃でチャンスを作ろうっていうゲームプラン。ただ、前半はあんまりうまくいかへんかった。うちのシステムは4−4−2で、そのバランスは悪くなかったと思うけど、それぞれの前に市原の選手が入ってこないというか、がっちりはまれへんような、そんな感じがした。3−5−2対3−5−2やったら、いわゆるはまった状態やから、目の前の相手を気にしてれば良いねんけど、違うシステムになったときは微妙にずれてくるからね。浦和との差はかなり空いてしまったけど、残り試合でもあきらめずにきちんとした戦いをしていきたい。  11月に入って大阪も少しずつ寒くなってきてるけど、気になるのは中越地震で避難生活をしてる人たちのこと。新潟の知り合いに電話で聞くと、オールスターで行った新潟市内は大丈夫やったみたいやけど…。寒さが厳しくなるやろうから、ともかく早く良い環境の生活を取り戻してほしいと願ってる。それにしても、今年はほんまに自然災害が多くて大変やね。「備えあれば憂いなし」って言うけど、備えてても防がれへん規模の災害が来たらどうしようもないやんなぁって思うねんけど。みんなも気をつけてください。

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球技場

 京都にある京田辺市からガンバの練習場が吹田の万博に移ったのが97年。そして今週からクラブハウス横の、球技場って呼ばれてたところが新しくガンバの練習場になってん。今までのところも芝生の養生期間が必要なときは使うらしいけど、基本的には新しいほうの練習場を使っていくねんて。代表の練習で2面練習場があるチームを訪れるたびにうらやましく思ってたから嬉しいよ。ボールが転がりにくかったり、ピッチの柔らかさにやりにくさを感じたりするねんけど、それはまだ新しい芝に慣れてないからやね。1週間も練習すればしっくりしてくると思うわ。    新しい練習場って言うけど、実はガンバユースに入りたての頃(まだ松下電器の下部ってことで松下ユースやったと思う)よくこの旧球技場で練習してたから、こうやって10何年ぶりに練習すると感慨深いものがあるねぇ。当時は土のグラウンドに雑草なんか芝生なんか見分けが難しいのが少し生えてた程度。だからこうやって青々とした芝生を見ると不思議な感じ。当時、自分の下手さ加減に嫌になってしまったのもここやったわ…。あーまたしっかり練習しよ。

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狙い通り

 無事に最終予選への切符を取れて良かったよ。日本を出る前はけが人が多くいたり、台風で飛行機が遅れたりして、万全の態勢で試合に臨むことはできへんかったわけやけど、こうしてしっかりアウェーで勝ち点3を取れた。こういう状況で結果を出してこそ代表やって思ってたしね。  アジアカップでいろいろと経験してたおかげで、それほどアウェーの雰囲気も感じへんかったし、落ち着いて試合には入れたと思う。立ち上がりにオマーンが予想以上に攻勢に出てきたから、最初は何回か危険なシーンがあったけど、みんな慌てることなく対応できてた。こっちの作戦としては、相手にスペースを与えなければ攻めあぐねると思ってたからいつもよりも引き気味で戦うことにしててん。日本は引き分けでも良かったわけやから、前半0−0で行くと相手は焦ってもっと前に出てくるのも予想できたし。そうしてるうちにこっちにもチャンスが出てくるからそれを確実に決めようと。隆行がしっかり決めてくれた後は、オマーンは意気消沈してしまったし、最初にペースを上げてきた反動でガクッと落ちてしまった。こういう難しい試合を勝ったことはもちろん嬉しいし、その上狙い通りの試合運びができたことも嬉しいね。とは言え、理想としては、試合を支配しながら相手を圧倒するようなサッカーもしなきゃいけないと思う。試合の性格によっていろんな戦い方ができるようになると良いね。最終予選はもっと厳しい相手との試合になるからね。  マスカットのホテルはプールサイドで思いっきりバカンスをしてる人がいっぱい。試合前はさすがにそんなことはできへんから、勝ったら存分にプールサイドでごろごろしてやるぞって心に決めててん。だから今日はみんなでプールサイドを占領してきたよ。かなりリラックスできたねぇ。ホテルの近くの海でも泳いだし、昼からは市内も散策してきたし、いい気分転換になったよ。

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