宮本恒靖公式サイト

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ピッチに別れを告げる時が来ました。
2011シーズンをもって現役を引退します。

17年間のプロ生活にはたくさんの思い出があります。
素晴らしい経験、歓喜の瞬間、悔しい出来事、苦い記憶、
すべてのものがサッカー選手として、一人の人間として
成長させてくれたと思っています。
 

多くの人に支えられ、充実した日々を過ごすことができました。

こんな俺を応援してくれたみなさんに本当に感謝しています。

ありがとうございました。

今後もサッカーに関わりながら、次のステージを目指して歩んでいきます。

これからのサッカー人生を再び楽しむことができるよう、
しっかりとがんばります。

これからも見守ってもらえれば嬉しく思います。


         平成23年12月19日

              宮本 恒靖
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『ずっと謝りたいと思っていたんです』

彼はそう言いました。

とっても意外な、それでいて嬉しさを感じる再会でした。

再会と呼ぶには相応しくないものかもしれないけれど・・・

2002年のワールドカップの直前合宿の頃なので、ずいぶん前のことになります。

代表チームの一員として某大学との練習試合のプレー中、ヘディングでの競り合った際、「パキッ」という音と共に、鼻に強い衝撃を感じました。

病院に直行したところ、鼻骨骨折の診断が出て、マスクをつけてならプレーができると言われました。

接触プレーにより、再び鼻を折らないように顔面を防護するマスクです。

本大会でそれを着用したことで、「バットマン」とメディアに報道されたことが懐かしいですね。

ちなみに、現在は東京の日本サッカーミュージアムに展示されてあります。

先日、スポーツウェアの商品説明を受ける機会がありました。

パフォーマンスを最大限引き出すためのアンダーウェアという売り込みを興味深く聞かせてもらい、

「試着させてもらいますね」

ということで、話が終わりになろうとしたところ、

『実は、ずっと謝りたいと思っていたことがあるんです』

と彼は切り出しました。

「え?」

『あの時、鼻を折ったのは僕なんです・・・』

「・・・え?」

『あの2002年の時に・・・』

「えーっ??」

「もしかして、あの○○大学の?」

『はい』

「あのヤマハスタジアムで?」

『はい、本当にすみませんでした』

「いやいやいやいや、それはもう良いですよ」

彼はあの出来事以来、ずっと気にかけていたらしく、丁寧に謝ってくれました。

こちらとしては、もうずいぶん前のことなので、鼻を折られたなんて気持ちは全く無くて、

あのときのヒトに会えたこと自体が何だか嬉しくて、懐かしくて、ただただ驚くのみでした。

俺もずっと気にかけてること、あります。

それを早くしてしまわなければと、改めて思った次第です。

みなさんはどうですか?

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ACL

最近はサッカーの試合をテレビで見る機会が少なかったけれど、

今週は比較的、時間に余裕があったので、火曜、水曜と連続して

ACLの決勝トーナメント1回戦を見ることができました。

火曜日はガンバ対セレッソの大阪ダービー。

やっぱりダービーというのは特別なものだし、ホームのガンバが強さを見せつけるのか、リーグ開幕戦で負けたセレッソがどう巻き返すのか、

興味深い点がたくさんあったので楽しみにしてました。

週末の試合からの休みの差が影響してるのか、ガンバがボールを回すというよりは、セレッソのポゼッション率が高い試合になりました。

前半途中からガンバがペースを握りかけたけれど、ハーフタイムにクルピ監督が一気に2人の選手交代を行って、再び自分たちに流れを持ってくることに成功したように思います。

一発勝負において、その仕掛けどころが早い時間帯で、しかも思い切った形だったことに驚きました。

俺としては、もちろんガンバに勝ってもらいたかったけれど、試合後の西野さんのコメントにもあったように、終始、セレッソの躍動感が画面からも伝わる試合でした。

両チームともにチャンスがあったので、どちらに転んでもおかしくない試合でしたが・・・。

水曜日の名古屋対水原三星は後半からの観戦になりました。

アウェイで先制されて守備を固められて、難しい展開になっている名古屋の姿がありました。

自陣に引きこもって人数をかけて守って、そこからカウンターを狙う水原に対して、いろんな形を試しながらゴールをこじ開けようとするけれどうまく行かない・・・。

そんな中、アンラッキーな形での追加点を奪われて、2−0で水原が勝ちました。

一緒にJリーグで戦っているものとしては、日本のチームが負けるのはやはり悔しいものです。

もうひとつの鹿島対FCソウルも鹿島が負けてしまったのも残念ですね。

今年2月のキャンプでFCソウルと試合をしましたが、確かに力があって、ACLに出るのもうなずけるなというチームでしたが、まさか0−3とは・・・

両チームとも、アウェーでの試合だったので簡単ではなかったと思います。

本来はホーム&アウェーで行われるべき大会なので、今後に向けては変更を期待したいところです。

そのACLの出場枠があるのはリーグの3位まで。

ヴィッセル神戸はリーグ戦を7試合終えて3位にいます。

その出場を目指しているチームは多いけれど、うちもそのひとつです。

こういったステータスのある大会に出ることがチームの、クラブ全体のレベルアップにつながるので、

そこを目指して、しぶとく戦っていきたいですね。






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