毎年やってくるこの日、誕生日。
小学校の頃は同級生よりも歳をとるのが遅くなる、早生まれが嫌やったけど、
最近はまんざらでもない。
同級生が自分よりも早くとるねんけど、自分はまだっていう、ちょっと得した気分。
早生まれの人には分かるよね?この気持ち。
32歳という年齢を迎えて、自分の理想像に近づいているのか、自身を顧みる(振り返る)、省みる(反省する)、そういう機会になるね。
さてさて、俺は今、ヴィッセルのキャンプで初めてグアムに来ています。
ホテルからかなたに見える海をベランダから眺めて、ここが南の島やったんやと、再確認できるくらい、サッカーに集中できる環境。
ここレオパレスリゾートは島の中央にあって、サッカーグラウンドが何面もあって、野球場もあるし、ビーチバレーもテニスもできるし、大きなプールもある。
水泳とかソフトボールのオリンピックの代表チームが練習に来るぐらいの施設が揃ってるよ。
これでもうちょっと涼しくて、湿度が低かったらパーフェクトやねんけどなぁ・・・。
13日までの合宿はちょうど折り返し地点。
もう少しがんばっていきます。
こないだの大宮との試合は変則的に45分を3回やって合計5-2で勝利。
初めての試合にしてはチームとしても、俺個人としても良い内容やったんちゃうかな。
今日はこれから札幌との試合があるから、みんなでイメージを共有していけるように、たくさん試合中に良い場面が出てくればと思ってる。
最後に、たくさんのお祝いメッセージありがとうね。
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毎日、いぶきの森の練習場にはたくさんの人が来てくれるねんけど、
そこでのサイン、14という数字を入れるのも慣れてきました。
(一回だけ間違えて、5を書いてしまったけど・・・)
メンバーも覚えたし、スタッフの人の顔も覚えてきたし、チームの始動から10日余りで良い感じになってるよ。
外国への移籍とは違って、日本のチームへの移籍、おまけに関西弁も使える分、変に肩肘張らへんでもいいからリラックスできてるわ。
移籍自体を経験してるのも大きいね。
やっぱ何でも経験することは大事やわ。
毎日の2回練習のおかげで、体のほうは徐々にサッカーができるコンディションに上がってきてると思う。
カイオ・ジュニオール監督のもとでは実戦形式の練習が多いから、楽しいのと同時に負荷がかかって大変。
けっこうやるからねぇ。。
回復するには何よりも、しっかりした食事、休養、それに体のケア。
あさってからのグアムキャンプでは細かな戦術的なものも入ってくるらしいから、開幕に向けて良い練習をしたいと思ってるよ。
それと、今日、監督からキャプテン(ポルトガル語でカピトンね)をやってくれと言われました。
もちろん、喜んで引き受けたよ。
より一層、がんばらんとね。
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16日の朝、日本へ帰国しました。
この場で早く知らせることが出来ればよかったけど、こういう情報の扱いは難しいので・・・。
ザルツブルクで過ごした2年間は俺にとって本当にかけがえの無い財産となりました。
ヨーロッパでプレーすることでしか感じられないことや、日本を外から見て考えさせられること、外国人としてプレーすることの難しさ。
もちろん、サッカー選手としてだけでなく、一人間としても貴重な時間を過ごすことができました。
ドイツ語を学ぶことが出来たこと、ゆっくりと時が流れていくあの空間で生活したこと。
すべてのことがこれからの自分の糧となると思います。
このウィンターブレークの期間、環境を変えようと考えていたときにもらった話の中で、
神戸が自分を必要としてくれていると感じたこと、またこれからさらに強いチームを作っていこうというクラブの理念に共感を覚えたこと、
そこに自分の今までの経験を還元できるのではないかと考え、神戸でプレーすることに決めました。
「ガンバへ戻るのでは」と考えていてくれた人もいるかと思います。
もちろん、ガンバは俺が15歳から過ごしたクラブで、これまでも、そしてこれからも特別な存在であることに変わりはありません。
ただ、今は新しい環境に身を移し、自分がどういった道を歩んでいくのか、どういったものを示すことが出来るのかを考えています。
神戸での新しいチャレンジを楽しみにしています。
ヴィッセル神戸と宮本恒靖をよろしくお願いします。
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