大阪へ帰ってきてここ数日、快適に過ごしてるよ。日本の居心地の良さを再確認してる感じやわ。中国ではホテルにいる限りは快適やったけど、頻繁に外に出かけられたわけじゃなかったしね。北京に入ってから万里の長城に行けたのが唯一、リフレッシュできたことかな。バスで一時間くらいかかったけど、めったに行く機会が無いからと思って行ってきたよ。すっごい人が多くてびっくりしたけど、世界遺産やねんから当たり前やわ。もう少しじっくり見たかったけど、決勝を控えてたこともあるし早めに帰ってん。
決勝を振り返ってみると、中国の方が硬くなってたと思う。俺らはあの雰囲気の中で、「絶対に勝ってやるぞ」っていう強い気持ちでいたから積極的に行けたけど、向こうはちょっとやりづらそうにしてた。地元開催のプレッシャーなんやろうね。観衆とかメディアの盛り上がりはすごかったから。試合が終わった瞬間は「終わったぁーーー」「優勝やぁーーー」って感じやった。優勝カップを揚げたときも嬉しかったよ。あの瞬間のためにみんなでがんばってきたんやから、思いっきり喜んでやろうって思ってたし。大会が進むにつれて、選手、スタッフを含めたチームがより一層まとまっていったのが、優勝できた大きな要因やね。
この大会は、アジアの国との対戦の難しさとか、勝利をあきらめないこととか、ほんま、いろいろな経験ができた大会やった。ただし、難しい試合の連続やったから、手放しで喜べるわけじゃない。この先にあるWカップ予選に向けて、今回の苦戦を踏まえて対応していかなあかんところがあるよ。チームとしても個人としてもね。
もうすぐセカンドが始まるから、すぐに気持ちを切り替えていかないとね。今度はガンバであんな喜びを味わえるようにがんばるよ。
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